観音山の滝 >> 落差 7m 2010/09/21

志染町志染中に在る伏流水が作り出したちょっと変わった滝です。
以前は滝行等も行われていたそうですが現在は滝水の落ち口から滝壺まで
木の根が伸びていて滝行はちょっと無理?かな。
薬師寺の方に伺うと名前は付いてないそうですが地元では「観音さんの滝」と呼ばれているそうで、
結構謂れのある滝なので手を入れるのを控えているそうです。
滝上にはお不動様が祀られ、滝周辺は綺麗に清掃され地域の方々に大事にされている事が伺えます。

この滝の情報は「Sagami  Homepage」のsagamiさんから頂きました。
sagamiさん情報有り難うございました。
尚この滝は道の駅等で配布されている三木市観光協会のガイドブック等でも紹介されているそうです。

 
滝左右からのショット…樹木の合間を縫って差し込む木漏れ日が何とも神秘的でした。 
 

滝上部の様子…直ぐ上には山陽自動車道が (;´_`;)

 山陽自動車道建設の折りこの滝の水源を調査したそうで、その時に
道路反対側からの伏流水と云う事が分かったそうです。
水路を断たない様に水路に石を積み上げそれから工事が行われたそうです。
そのせいか年中同じ位の滝水が流れ落ちているそうです。
この滝にもそれなりの危機があったのですね…ちょっと感動しました。

 

滝壷の様子…水深は無い。
薬師寺の方に伺うと現在は行われていないが
水飢饉の時にこの滝壷の砂をさらうと雨が降ったという言伝えがあるそうです。
 
滝前はこんな感じ…遠目には滝等無い様ですが水音はしっかりと確認出来ます。 
 
 
薬師寺の方に伺った謂れを一つ・・・
その昔大雨が降った時に山肌が洗われその跡に大岩が出現したそうな。
その大岩が観世音菩薩様の形をしておったそうで
それ以後この山を観音山と云う様になったそうな。
後にその話を聞いた時の領主様があだや疎かにしてならぬと云う事で
観音堂を建立し、今に続くという事でした。
(うろ覚えて間違っている部分があるかも…その時は平にご容赦を)

今回の滝見で貴重な情報を提供して頂いた薬師寺について・・・ 
 

宗派   浄土宗西山禅林寺派
本尊   阿弥陀如来

行基菩薩がこの地を遊化の際、滝が谷というところから出土した石像観世音菩薩の示現に感じて、
天平年間に建立したのが始まりと伝えられる。

 
 
本堂  薬師寺で保存されている室町時代に
積まれたとみられる石壁。
石組みに特徴があるらしい。 
薬師寺近辺に伽耶院、千体地蔵があり、
伽耶院で縁を結んで頂き、
千体地蔵で子宝を授かり、
そして薬師寺でお乳の出を良くして頂く
これで満願。「合掌」 
 
滝前の観音堂。
滝はこの観音堂の左奥に
架かっています。
観音堂と駐車場。
薬師寺前で右折して
直ぐにここで左折します。
薬師寺。
ここを右折します。
所在地 志染町 志染中
訪滝案内
神戸市北区の県道38号線、道の駅「淡河」から三木方面へ
進み三木市の御坂交差点を過ぎ、
志染大橋北詰交差点で右折します。
直ぐに薬師寺霊園の立て看板が立っているのでその看板に従って進むと直ぐに薬師寺に行き当たります。
滝へは薬師寺の前を右折しそして直ぐに左折して道なりに300m程進むと観音堂に行き当たります。
滝は観音堂の左奥に架かっています。
観音堂手前に広い駐車場があります。
薬師寺から観音堂までの道は車幅より少し広い程度の道ですが観音堂まで舗装されています。
2010/09/21

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