西山谷 >> 2008/10/07 |
初めての西山谷。
単独遡行なので入念な下調べをし、安全を考えてなるべく捲き道を使うつもりで谷に入る。
先ず、沢の遡上であるから谷を出る頃は泥んこになっている事を想定(なるべく荷物を持ちたくない)して谷出口近くの
六甲ケーブル山上駅横の展覧台まで車で行きそこに駐車して直横の寒天山道を下るコースをとる事にしました。
(山道入口から千丈谷入口まで約40分、少し早足で歩いたので普通に歩けばもう少し懸かるかも知れません)
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六甲ケーブル山上駅横にある展覧台。
此処の無料駐車場に車を停めていざ出発。 |
展覧台から50mほどバックして寒天山道入口。
山道は油コブシの分岐点までは広く歩き易い。 |
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寒天山道途中にある「険しい道」「やさしい道」の分岐点。
当日は後に西山谷が控えているので迷わずやさしい道へ・・・
油コブシの分岐点までは沢山のハイカーに出会ったが
そこを過ぎてから下の本住吉神社まで人に出会わなかった。 |
千丈谷入口に立っている案内板。
此処にも西山谷(熟練者向)とあった。
此処で又気持ちを引き締めて・・・ |
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千丈谷入口。 |
此処から河原に降りて右岸を進む。 |
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河原に降りて最初に見つけた滝。
右岸支流からの滝、落差3mほど。
か細い流れの滝ではあったが
ちゃんと滝壺もあった。 |
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西山谷に入って最初の滝、落差約6m。
F-1かと思ったが違っていた。
滝前を通り右の山道を登って行く。 |
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F−1 落差5m。
実際の落差はそんなにない。
左岸の捲き道を上がる。 |
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F-1 直上の小滝。
この滝を含め二段の滝とするならば
落差も納得出来る。 |
F-1の上流にあるもう一つの小滝(捲き道から)
この滝の直下にもう一つあったが落差3mほどだし
降りるのが面倒なので辞めた。
まだまだ先は長い。 |
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F-2 落差5mほどか。
滝右の岩場を登る。 |
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F-3 落差10mほど。
二条に流れ落ちる美しい滝姿。
滝名が付いてないのが不思議・・・右岸に巻き道があるのでそこを上る。 |
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捲き道からのショット。
あっさり通り過ぎるのが
勿体無い気もするが・・・ |
滝上部から見下ろしてみる。 |
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F-3滝上部にあった大岩。 |
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F-4 落差5mほど。
滝右の岩場をよじ登る・・・意外と簡単。 |
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これが悪評名高い千丈谷第五堰堤。
左から巻き上がります。
この堰堤越えが西山谷最大の難関です。 |
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堰堤少し手前にある捲き道入口。
何方かの落し物か、目印に置いてあるのか?
急な斜面をロープ、木の根などを使い鎖場へ・・・ |
殆ど垂直の鎖場。
5mほどだがかなりの高度感があり緊張します。 |
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鎖場から見下ろして見ると・・・
もう引き返せない。 |
やっとの思いで堰堤上に・・・
こんな所で遊ぶ人はいないと思いますが。 |
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やっとの思いで登ったのに・・・
直に谷に下ります。
高度はそんなにないが殆ど垂直に近いので注意が必要です。 |
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F-6 手前の滝落差1mほど。
これでも滝かと思いましたが上流の滝も合わせて
二段の滝と思えばそれなりに・・・ |
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上流の滝、落差3mほど。
滝右の岩場を上がる。 |
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F-8 落差4m。
滝右を通り抜ける。
上流にある第四堰堤は左を巻き上がる。 |
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F-9 落差5mほど。
左岸の捲き道を進む。 |
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F-11 落差5m。
滝右の岩場をよじ登る。
上流の第6堰堤は左から巻き上がる。 |
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F-12 第六堰堤上で白いパイプのフェンスに沿って進みそのまま山道に入ってしまった。
lこれが間違いですぐ谷に下りるとF-12 があったみたいです。
山道を歩いていて水音を確認したのだが堰堤が見えていたのでそこからの落水と勘違いしてしまったようだ。
今回はこの滝を見逃したのが悔やまれます。
F-13へは第六堰堤から山道を沢に沿って進むと次の堰堤があり、その堰堤を越えて河原に下り沢を跨ぐ。
次の堰堤を右から捲いて直に谷に下りると西からの支流が(枯れているので間違わないと思う)あるがそこを右に進む。
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F−13 落差4mほど。
左岸の捲き道を行く。
次の堰堤を左から捲き又直に谷に下りる。 |
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F-14 落差4mほど。
滝左の岩場をよじ登る。
次の堰堤を右から捲き上がり又谷に下りる。
東からの支流があるがそこを左へ進む。
次の堰堤を右から捲き上がり又直に谷に下りる。 |
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F-16 落差8m。
左岸の捲き道を登る。
西山谷の中では落差もあり立派な滝なのに何故か名が付いていない。 |
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F-17 「愛情の滝」落差10m。
あなた一筋と言う事で付けられた名称とか・・・
滝上部、右岸に平行に張られたロープを確認し、滝手前右岸のガレ場を登って行きます。
詳しくはこちらから・・・ |
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F-18 ゴルジュの奥にある
二段の滝で落差5mほど。
上流は落石でかなり塞がれていました。 |
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西山谷出口となる天狗橋東詰。
F-18 手前左岸から捲き道を登ると直に山道に合流。
急な斜面を登り、藪漕ぎをしながら
登って来ると此処に出てきます。 |
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沢歩き、堰堤越え、捲き道、枝道と気の抜けない西山谷遡行でしたが無事に終えると意外とすんなり行った様に思います。
これまで幾多の事故があった谷ですから其れなりの準備、心構えが必要です。
出来るなら単独遡行、多人数での遡行はしないほうが良いかも・・・
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2013/02/19 |
F-1 |
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右がF1、左が枝沢からの滝です。
西山谷は五年振りの再訪、今回も前回同様六甲ケーブル山頂駅に車を止めて寒天山道を下り渦森台から谷に入りました。
雪降る中の遡上でちょっと大変でしたが滅多に見る事の出来ない光景に出会う事が出来たのでそれなりに満足しました。 |
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F1・・・ちょっと不安を抱きながら出発です。 |
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F1手前の枝沢からの滝。 |
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F-3 |
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水量もあり見応えのある滝だが相変わらず名前は無い。 |
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滝脇から・・・立派! |
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F-4 |
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滝前に積雪は無いが滝口から見る雪景色が綺麗。 |
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正面から |
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滝脇から |
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F-12 |
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前回は見落としていたF12、今回はきっちりと・・・ |
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左右から |
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滝周辺の様子・・・これでこの谷の滝は全部見たことになります。 |
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所在地 |
灘区 過森台 |
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訪滝案内 |
六甲ケーブル山上駅の手前にある展覧台の無料駐車場に駐車。
そこから少し戻って寒天山道(約2k)を下る。
途中油コブシ(六甲ケーブル駅方面)への分岐がありそこを左(寒天山道)へ進む。
暫くすると「やさしい道」「険しい道」の分岐があるのでお好きな方を・・・
案内に従い進んで行くとやがて本住吉神社奥の院に辿り着きます。
神社前の階段を下り30mほど進んだ所を左に折れると千丈谷入り口です。
舗装された道を少し進むと堰堤上の河原があり右岸を進んで行くと西山谷に入ります。
遡行時間(普通に行けばですが)約3時間。
西山谷はどのガイドブックを見ても「熟練者コース」となっているので其れなりの経験と準備がいると思います。
2008/10/07
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